ゴキブリは何故嫌われるのか、嫌いなのか。

7月5日にこんな事件があった。

共同通信
スーパーにゴキブリをまき逮捕
威力業務妨害容疑、兵庫
2016/7/5 10:31
 スーパーにゴキブリ十数匹をまいたとして、兵庫県警垂水署は5日、威力業務妨害容疑で神戸市西区、小学校事務員永瀬俊子容疑者(56)を逮捕した。垂水署によると、「ゴキブリを生かすためだった。営業妨害の意図はない」と話している。
逮捕容疑は、6月26日午後11時20分ごろ、営業中だった神戸市垂水区のスーパーの鮮魚コーナーにゴキブリが入った袋を置き、衛生状態を悪化させ業務を妨害した疑い。
店内の防犯カメラに袋を置く女の姿が写っており、今月4日、酷似した永瀬容疑者が来店した際、店員が同署に通報した。同容疑者は自宅で飼うネコの餌に群がっていたゴキブリだと説明している。

スーパーが地獄図になったのが目に浮かぶ。

 

芥川龍之介 蜘蛛の糸は蜘蛛だからいいのか。

若いころ、嫁さんがあまりにゴキブリ恐怖症なので「助けてあげたら、あの世で地獄から脱出させてくれるかも」などとふざけるとひどく怒られた。

「あんた、血の池地獄でゴキブリが飛んできたとしても、その背中に乗れる?あの顔とテカテカの身体の生き物に<背中に乗れば?ゴキゴキ。>とか言われて乗れるの?」とマジギレされてしまった。

それ以来バポナである。あの有名な黄色の殺虫プレート。さすがに大きいプレートは危険なので、ミニプレートをなるべく寝室から離して、そっと置いている。

DDVP(ジクロルボス)が含まれている。農薬の成分である。
中国の殺人餃子事件で有名になった。

明らかに人体に害があるが、効き目は最強である。パッタリといなくなる。

ただし、若い人や子供がいる方にはおすすめしない。危険なので。

ゴキブリによる精神的ショックが健康被害への恐怖を凌駕した。癌になってもさほど寿命は変わるまい。

 

・『ゴキブリだもん―美しきゴキブリの世界』 単行本 2005/3鈴木 知之 著

あまりに酷い本。著者は、まじめに書いたらしいが。図書館で見つけて卒倒しそうになった。

意図はよくわかる。しかし、嫌悪の感情が理性を超える。

 

その他いろいろ読み、自分なりに研究をした。一番分かりやすいのがこれ。ゴキブリの絵も可愛い。

・ブルーバックス『ゴキブリ3億年のひみつ―台所にいる「生きた化石」』1993/4 安富 和男 著

 

ときおり、何故こんなにも嫌うのだろうと考えるが、そんなことを思っている間に彼らの季節は終わる。