『君に届け』全巻読破、DVDも全巻観る。オクテ過ぎるのが面白いのか。

何の本で読んだのか忘れたが、『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリが『君に届け』について感想をマンガにしていた。

 

彼女の夫はイタリア人陶芸家。
彼も日本語ができるようで『君に届け』を読んだらしい。

「いくら日本人だからって、こんなオクテな男はいないよ」と笑っていた。
ヤマザキマリは、風早くんがオクテだからいいのだと反論していたが。

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君に届け(26) [ 椎名軽穂 ]

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感想(23件)

君に届け』のストーリーは説明するまでもないほど有名だが、一応ひと言で説明。

ハンサムで性格も良い高校生の風早翔太が、暗くて「貞子」と呼ばれている黒沼爽子を好きになり、相思相愛になる。

これだけで、延々と現在26巻まで続いている。

格好いい少年が地味な女の子を好きになる。

地味な女の子は、誠実でユーモアもわかるしっかり者の少女だった。

どかっと大人買いして26巻読んだが、昔も今も少女マンガは、鉄板の約束事は変化しない。
かといって少年マンガや青年マンガが変化しているわけではない。

 

マンガにかぎらず、物語はシェークスピアの頃に出尽くしてるらしい。
あとは、どれだけ斬新な表現をするか。

君に届け』は成功している。絵が上手だし、登場人物の個性も際立っている。

しかし、ヤマザキマリの夫が言っているように、あんなにオクテな十代の男子はいない。
これは断言できる。もしいたとしたら、女子に興味がない男子であろう。
キスするまでに17巻までかかっているのだ。

十代の頃のエネルギーは、意味があることにも、くだらないことにも全力で向かう。
猛暑の中試合をしている、高校球児を見ればよく分かる。
そのエネルギーは性的な方向にも向かうのだ。

 

ところで、アニメもなかなか良い。
なんと『攻殻機動隊』のProduction I.G が制作していた。
こんな作品も出来るのだ。
とりわけ、黒沼爽子の声優さん、能登麻美子が素晴らしい。
爽子の秘めた、強さとユニークさを見事に声で表現している。

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君に届け 第24話

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感想(0件)

まとめて、マンガとDVDを見ていると、

嫁さんから「あんた、守備範囲が広いねー。この間は、気持ち悪い映画(『グリーンインフェル』)観てたのに」
と呆れられてしまった。

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